それいけ僕らのオトナ探偵団
オトナと呼ばれる年になって数年が経った、ある寒い冬の日
ぼくのもとに一通の手紙が届いた。
差出人は小学校の頃のクラスメイト。
手紙には、記号がずらずらと並んでいた。
○○○○●
○●●
○○○○○○○●●●
○○●
○○○○○○●●●
○○○●●●●
○○○○○○○○○●●●
○●
○○●●●●
○○○○○○○○●●●
○●●●
×月××日××時
見覚えのある記号の並び。
そうだ、これはクラスメイトと共に作っていた「少年探偵団」でつくった暗号だ。
手紙の差出人の彼こそぼく達の「少年探偵団」のリーダーだった。
「タイムカプセル…あけよう…?」
同窓会気分で、ぼくはむかし埋めたタイムカプセルを開けに行くことにした。
しかし、それは恐ろしいナゾと陰謀の始まりだった。